こんにちは!投資家のhokです!
この記事では、
誰にでも、わかりやすくをモットーに
VIX指数(恐怖指数)について解説をします!
これを読めば、あなたもVIX指数を利用した投資ができるように
なるため、ぜひ最後まで読んでいってください!
VIX指数ってよく聞くけど、一体何をさしている言葉なの?
皆さんは、VIX指数ってワードを聞いたことがありますか?
相場の下落時によく「VIX指数は◯◯でした」なんて聞くことがあると思います。
そんなVIX指数について本日は解説をしていきたいと思います。
ここではわかりやすく解説をしていくため、
まずはVIX指数という言葉の説明から始めたいと思います。
VIX指数=Volatility Index(ボラティリティ・インデックス)
これでなるほどねー!ってなったあなたは上級者です!
だいたいの人が「ボラティリティって何だっけ?」ってなると思います。
「ボラティリティ」
金融資産の価格変動率をボラティリティと言います。
かんたんに説明をすると、
どのくらいの上下幅で価格が変動をしていくかを指す用語です。
よく「ボラが大きい」「ボラがデカい」とかSNSで見かけると思います。
そのボラが、このボラティティのことです。
これが大きいと値動きが激しいということになります。
ボラティリティがわかったところで、
じゃあVIX指数(Volatility Index)とは何だ?ってなります。
VIX指数とは、
将来の米国の株式市場のボラティリティ(変動幅)を表す指標となります。
VIX指数の単位は「%」です。
ではこのVIX指数は何をわたしたちに表現しているのでしょうか?
VIX指数(数字)が大きい = 将来の米国の株価の値動きの幅が大きい
→これから値動きが派手になっている、荒くなっている
VIX指数(数字)が小さい = 将来の米国の株価の値動きの幅が小さい
→今後も市場は安定している、相場が動かなくなっている
VIX指数は30日前後のS&P500銘柄をもとに計算をされます。
そのため短期間の市場動向を読むことに有効です。
計算式は難解であるため省きます。
その代わりにVIX指数によって、
どのくらいS&P500の値動き幅を想定しているかをお伝えします。
VIX指数の値 | S&P500の変動幅 |
10 | ±2.89% |
20 | ±5.77% |
30 | ±8.66% |
40 | ±11.55% |
50 | ±14.43% |
60 | ±17.32% |
70 | ±20.21% |
80 | ±23.09% |
つまりVIX指数が「20%」であった場合は、
S&P500が5.77%の幅で値動きする可能性があるよってことです!
VIX指数が恐怖指数と呼ばれる理由
ここまでVIX指数について説明をさせていただきました!
これから「VIX指数って知ってる?」って聞かれたら、
「30日前後先のS&P500の値動き幅のこと!」
って答えられるようになったと思います!
ではこのVIX指数について、もう少しだけ理解を深めていきましょう!
このVIX指数は、恐怖指数と呼ばれることがあります。
これはVIX指数がS&P500に連動していることに起因していると思われます。
S&P500とは
S&P500(S&P500種指数)とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが公表している株価指数です。市場規模、流動性、業種等を勘案して選ばれたニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場および登録されている約500銘柄を時価総額で加重平均し指数化したものです。
VI X指数は1銘柄に対しての指数ではなく、
様々な業種の500銘柄の集合体のS&P500を元にして計算がされています。
この集合体の価格が一気に上がる場面って想像ができますか?
ちょっと想像しづらいですよね??
逆にこの価格が一気に下がる場面は想像しやすいと思います。
株価が投げ売り状態になり暴落する時です。
そして一気に上る場面は、この暴落シーンを経て、
株価が戻るときに起こります。
そのため順番としては、
暴落(一気に株価が下がる)→暴騰(一気に株価が回復する)
という形が自然だと考えられます。
そのため、その最初の暴落のサインを示す指数として、
VIX指数は恐怖指数とも呼ばれています。
VIX指数ってどのくらいが適正?過去のVIX指数の動きはどうだったの??
VIX指数はどのくらいが適正か?
適正な基準は人それぞれとなりますが、
目安はあります。
VIX指数の目安
- 00〜10 楽観状態、高値天井の可能性あり
- 10〜20 安定状態
- 30以上 警戒領域、突然の下落or上昇があるかもしれない
- 40以上 パニック状態
あくまで目安ではありますが、
だいたいこんな感じで市場は判断をしています。
じゃあこれまでの歴史ではどうだったの??って気になりませんか?
ご用意しておきましたので、参考にしてください。
年数 | 発生したイベント | VIX指数 |
1997 | アジア通貨ショック | 48.64 |
2001 | アメリカ同時多発テロ | 49.53 |
2008 | リーマンショック | 89.53%(史上最大値) |
2011 | ギリシャショック | 46.88% |
2015 | チャイナショック | 53.29% |
2020 | コロナショック | 85.47% |
過去においてはVIX指数は上記のような数値が算出されています。
VIX指数は市場の予測となるのか
このように将来の変動率を予測する恐怖指数と呼ばれるVIX指数ですが、
リーマンショックやコロナショックといった急激な暴落を予測することはできません。
暴落後にVIX指数が上昇するというパターンの方が多く、
実際は株価の値動きにより上下する指数を予測する性質が強いといえます。
将来の株価を予測するためには、VIX指数だけを頼りにすることは難しいかもしれません。
他の経済指数と合わせて利用するのことが適切な利用方法だと思います。
VIX指数は、あくまで米国株の指標になります。
個人的には日経平均の先行指数として米国株を見ることは有用であるため、
米国株にはもちろんのことですが、
日本株にも有用な指数であると思います。
ただし予想を超えた急激な値動きには対応ができないため、
他の指数やニュースも併用しながら上手に付き合っていきましょう!
日本にもVIX指数にと同様に「日経平均VI」という指数があります。
こちらはまた別の機会に説明をします。